
ディオールのカプチュールトータルセルENGYってデパコスの人気化粧品だよね。

ディオールは植物エキスなどの研究に力を入れています。
配合量が少なかったり、有効成分になるほどの高い作用はないものの、様々な機能があるのが植物エキスの魅力です。
カプチュールトータルシリーズで有名なのは、「ロンゴザ」ですね。
化粧品会社で働くハチマルが、カプチュールトータルセルENGYについて解説します。

ハチマルは植物エキス好きだよね。

作用機序が特殊なものもあるので、魅力的なんですよ。
今後の研究の方向性を考える基軸となったりするんですよ。
機能的だなという植物エキスのエビデンスがでると、さらにスクリーニングを増やしてもっと良いものを探したり、構造式を解析して合成で安定的に配合でき、さらに安く提供できないかという検討も始まりますよ。
カプチュールトータルセルENGYのコンセプトは細胞のエナジー
トータルセルENGYのコンセプトは細胞のエナジーです。
「20代と40代の幹細胞の数は変わらない、しかし幹細胞の潜在的なエネルギーは半分になる」
という点に着目、
加齢に対抗するために開発されたエナジー系美容液です。

エナジー系化粧品って日本にもあるよね。

このサイトでも3つ紹介しています。
最後に紹介しますね。
【成分徹底解説】ディオールのカプチュールトータルセルENGY
水、グリセリン、ナイアシンアミド、BG、スクワラン、メドウフォー油、ペンチレングリコール、エタノール、プロパンジオール、ベタイン、ジグリセリン、ラウロイルリシン、PEG-8、(アクリル酸ヒドロキシエチル/アクリルロイルジメチルタウリンNa)、コポリマー、窒化ホウ素、カプリリルグリコール、水添レシチン、香料、アセチルヒアルロン酸Na、キシリトール、クロルフェネシン、アスコビルグルコシド、アルカリゲネス産生多糖類、ヒアルロン酸Na、サーファクチンNa、アデノシン、アングスチホリウム種子エキス、トコフェリルリン酸Na、ダルスエキス、安息香酸Na、加水分解ダイズタンパク、シャクヤクエキス、トレハロース、ソルビン酸K、マドンナリリー根エキス、ソケイ花エキス、トコフェロール、赤504、紫40
美白・エイジングケア成分
🔶ナイアシンアミド🔶
美白:メラニンの出荷を止める
エイジングケア:コラーゲンやセラミドの合成を促進
🔶アスコビルグルコシド🔶
美白:メラニンの還元
エイジングケア:コラーゲンの合成を助ける
この2つの成分が美白やエイジングケアを支えている成分になります。
ナイアシンアミドとビタミンC誘導体のコンボは、このサイトでもおすすめの組み合わせとして紹介していますが、ディオールでも使われている技術になります。

【コンセプト成分】フラワーコンプレックス
・ アングスチホリウム種子エキス(ロンゴザ)
・マドンナリリー根エキス
・シャクヤクエキス
・ソケイ花エキス
✔ ロンゴザ

ロンゴザは真皮表皮接合部(DEJ)に作用する成分
DEJとは真皮と基底膜を結合する役割を担う線維構造の一つです。(青線)
紫外線を長期間浴びた皮膚や老化した皮膚では、DEJを支えているこのオキシタラン線維は減少あるいは消失することがわかっています。
ロンゴザはこのオキシタラン-エラウニン網目構造が紫外線の影響を受けることによる減少を抑えるこで、肌の弾力が失われることを防いでくれます。
またロンゴザは細胞のミトコンドリアが作り出すエネルギーATPの機能に関わっていて、ATPシンターゼサブユニット6の刺激作用があることがわかっています。
これが「細胞のエネルギーに着目したエナジー系」をコンセプトにしている理由になります。
✔ マドンナリリー根エキス
マドンナリリー根エキスはグルタチオンレダクターゼ発現増強による抗酸化作用がある成分です。
グルタチオンレダクターゼは酸化型グルタチオン(GSSG) を還元型グルタチオン(GSH)に変換してくれる酵素です。
還元型グルタチオンが増えると、体内に発生した活性酸素を除去する作用が高まります。
✔ シャクヤクエキス
好中球エラスターゼ活性阻害による抗老化作用が確認されています。
これは二―ルワンと同じ働きになります。

✔ ソケイ花エキス
保湿

フラワーコンプレックスはカプチュールトータルセルENGYのコンセプトなのに配合量が少ないのが残念です。
その他の配合成分
・アデノシン
・ダルスエキス
✔ アデノシン
アデノシンも細胞のエネルギー源ATPの代謝産物です。
細胞のエナジー系成分になります。
✔ ダルスエキス
ダルスエキスは紅藻由来の成分です。
ダルスエキスに含まれる「ホワイトニル」という成分の機能が知られています。
ホワイトニルはメラノサイトからケラチノサイトへのメラニンの輸送を阻害する働きがあり、これはナイアシンアミドの美白作用によく似た働きになります。

・アセチルヒアルロン酸Na、
・アングスチホリウム種子エキス
✔ アセチルヒアルロン酸Na、
アセチルヒアルロン酸 Na は水分蒸散を防ぐと共に、角層内部の水分を増やす作用のある保湿成分で、日本の化粧品でも良く配合されている成分になります。
✔ アングスチホリウム種子エキス
アングスチホリウム種子エキスも保湿作用のある成分です。
まとめ
「ディオール(Dior)カプチュールトータル セル ENGY」は、細胞にエネルギーに着目した美容液です。
細胞のエネルギーを高める成分は
・ アングスチホリウム種子エキス(ロンゴザ)
・アデノシン
コンセプト成分のロンゴザは真皮表皮接合部(DEJ)に働きかけ、 深いシワになるのを抑えてくれる働きのある成分です。
特に真皮表皮接合部(DEJ)に着目した研究は、めずらしいので注目されているのだと思います。
ただ、コンセプト成分のフラワーコンプレックスの配合濃度が低いことや、着色料が使われている点は気になります。
日本のエナジー系化粧品3選
✔ インナーシグナル(大塚製薬):エナジーシグナルAMP

✔ ホワイトショットLX(POLA):デクスパンテノールW

✔ ヒフミドプレミアクリーム(小林製薬):L-カルニチン

「ディオールカプチュールトータル セル ENGY 」と比較してみてください。
個人的にはデクスパンテノールWはケラチノサイトで働く美白成分で、作用も興味深いものでおすすめです。
日本のエナジー系化粧品の技術の方がスゴイのでは、と思わせてくれるものばかりです。


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