
ハイドロキノンの美白作用が強いことはわかったけど、ハイドロキノンを使ったら日焼け止めを塗らなきゃならないとかは知らなかったよ。
まだ、他にもあるなら知っておきたいな。

それでは、ハイドロキノンについて徹底解説しますね。

よくばり白ウサギだな、モモは。
ハイドロキノン市販と医薬品の違い

ハイドロキノンはもともとは医薬品だったもの。
2001年の規制緩和によって、化粧品でも使用できるようになりました。
ハイドロキノンの配合量の規制については、アメリカのFDAでは2%ですが、日本では規制がないのが現状。
副作用情報からはハイドロキノン5%配合であれば、白斑など重篤な副作用の報告はありません。
市販と医薬品の使いわけは、肌が弱くトラブルが多い人は、副作用のケアを含めてクリニックで診断と処方薬を使用し、肌トラブルが少ない人は市販品の使用と肌の状態によって使い分けてください。
ただ、ハイドロキノンはシミへの効果が高い成分であるため、肌の炎症など起こしやすいところもあるので、初めて使う人は目立たないところでパッチテストなどを行ってから使用するよう注意してくださいね。

いきなり顔全体に塗ってしまうと炎症を起こしてしまったら取返しがつかないもんね。パッチテストはやっておいて損はない!

そうなんです。
ハイドロキノンを使用している間は、紫外線による刺激にも弱くなっているので日焼け止めもかかせないのです。
ハイドロキノンのおすすめの使用方法は、「顔全体」というより、「シミの気になる部分にスポット」ですることで、肌トラブルを防ぐことができますよ。

ハイドロキノンの使い方は副作用に注意ってことだね。
ハイドロキノンの効果
ハイドロキノンは効果を発揮する範囲も広いです。
そのために、シミの種類について解説していきます。
ハイドロキノンが効果を発揮する範囲

ハイドロキノンは次の4つのシミに効果を発揮することができます。
・肝斑(かんぱん)
・雀卵班(じゃくらんはん)
・炎症後色素沈着(えんしょうごしきそちんちゃく)
・老人性色素班(ろうじんせいせいきそはん)

シミってひと言でいうけど、実はたくさんの種類もあるんだ。
それじゃ、美白成分もたくさんあるわけだよね。

そうなんです。
シミの種類によって、美白成分との相性があるんです。
ですから、美白化粧品は使い分けと、使う場所が大事な要素になってくるんですよ。

真っ黒はどうしたらいいの?

真っ黒なのは、それはそれで魅力的よ。
色で差別はしない主義なの。
毛並みのツヤを良くすれば、キレイに見えるわ。

黒なら保湿と脂質は必要らしいね。
✔ 肝斑(かんぱん)
肝斑は主に頬の両側にぼやっと広がるシミのこと。
小さな点のようなシミとは形が違います。
女性ホルモンのバランスの乱れが原因と言われており、30代後半から50歳位の女性にできやすいことも特徴のひとつです。
薄いシミがぼやっと広がるのが特徴ですが、ストレスや紫外線の影響を受け続けると濃いシミに変化することもあります。
美白成分が効果を発揮できるのは、肝斑のみと言いわれています。

他の美白成分でも対応できるってことね。

範囲が広いので、汎用性が広く、コスパの良いビタミンC誘導体、アルブチンなどがおすすめです。
化粧水や乳液などをたっぷりと使って、さらにメラニンを排出する作用のあるヘパリン類似物質で保湿ケアをしてあげると良いですよ。
✔ 雀卵班(じゃくらんはん)
雀卵斑は専門用語で、一般的にはそばかすと言われています。
両頬や鼻の上などに、小さな卵型のシミができるのが特徴です。
遺伝的要因が強く、5~6才の子供のころにできることが多く、色白の人にできやすい傾向があります。
紫外線の強くなる春から夏にかけて目立ちやすく、秋から冬にかけて薄くなることもあります。

そばかすって子供でもできる人いるもんね。
あれもシミとしてとらえるの?

遺伝的要素が強いので、シミとはちょっと分けて考えられています。
ですから、m-トラネキサム酸やビタミンC誘導体、アルブチンなどはあまり効果が期待できません。
ハイドロキノンを使って薄くしていくといった考えで対処していきます。
✔ 炎症後色素沈着(えんしょうごしきそちんちゃく)
炎症後色素沈着とは、炎症を起こした後にメラニンが溜まってしまってシミになってしまう状態のことです。
ニキビや湿疹、傷あとやたけどのあとなどにシミのようなものができることがあります。
これは、肌はダメージを受けたあと、そのダメージを受けた箇所を回復しようと急激に細胞を増やします。
そのときにメラノサイトが刺激を受けて、メラニンを過剰に作ってしまうため、このような色素沈着がおこります。
このような症状のときは、メラニンの生成を止める美白成分より、「メラニンを排出する」ことが重要なことになってきます。
ダメージ受けたため、一時的にメラニンを過剰に作ってしまっているので、すみやかにメラニンを肌から追い出すことに注力してください。
また、肌細胞が刺激に弱くなっている可能性が高いので、あまり刺激しないようヘパリン類似物質などのケアも忘れずに。
肌への負担を減らすため、飲み薬なども効果的です。

炎症を起こしているなら、ハイドロキノンは使わない方がいいの?

赤みが残っているようなときは、刺激の強いハイドロキノンは使用しない方がいいです。
炎症がすっかりおさまった後であれば、ハイドロキノンを使用するといった方法がありますが、まずは、肌のターンオーバーに注目してメラニンを速やかに排出していく4MSKやエナジーシグナルAMP、ヘパリン類似物質を使うのがおすすめな方法。
飲み薬もあるので、こちらもターンオーバーを正常に戻すのには効果的に働きますよ。

使い分けって大切なんだな・・・。
私は黒ウサギだから美白は必要ないけど、ツヤは欲しいしね。
美白成分にも適性ってもんがあるよね。

どうしても、効果を早く出したくて、強い作用のものを求めがちですが、それではメラノサイトを刺激しずぎてしまうこともあるんです。
肌細胞に負担をかけ過ぎてしまわないよう、飲み薬で対応も効果的です。
ビタミン剤に近いものなので、毎日の栄養補給になるものもありますしね。

ひとつぶで二度美味しいってやつ!

✔ 老人性色素班
年齢を重ねるとともに増えていくのが、この老人性色素班。
これまでに浴び続けてきた紫外線の積み重ねによってできるシミのことをいいます。
長年の紫外線のダメージを受け続けたため、メラニン製造工場であるメラノサイトが老朽化しています。
また、シミがだんだん濃くなっていき、シミが増えることも特徴なので、年々気になってしまうのが老人性色素班です。
老人性色素班に対してハイドロキノンはもっとも力を発揮できる美白成分になります。
手の甲にもできやすいので、ハイドロキノンを試したい人はまずは、手の甲などから試してみると良いでしょう。

老人性色素班はハイドロキノンの力の発揮どころってわけね。

そうなんです。他の美白成分では、濃くなってしまった老人性色素班には対抗できません。
ただエイジングケアの一環として、ハイドロキノンは使用できます。
全体的に透明感のある肌を目指すのであれば、ビタミンC誘導体などで充分効果は感じられるはずですが、老人性色素班はちょっとやっかい。
一点突破のハイドロキノンは濃い老人性色素班にこそ適材適所ってことです。

ハイドロキノンの副作用

ハイドロキノンはメラニン生成過程をブロックする力の強い美白成分。
そのため、高濃度のハイドロキノンを使用すると肌に必要なメラニンを作らなくなってしまったり(フェオメラニン)、メラノサイト細胞がダメージを受けてメラニンを作らなくなってしまいます(白斑:肌の一部が白抜けして、斑状になってしまう症状)。
ハイドロキノンを使うときは、「濃度の高さ」にこだわるより、適正な濃度を使用するようにしましょう。
シミが消えない理由はメラニンを過剰に作り過ぎてしまう他に、メラニンの排出が滞ってしまう・メラニンを作れという指示が必要以上に発信されてしまうといった、複合的な要因によって起こります。
また、肌のターンオーバーは約30日。
これまで作り過ぎていたメラニンを少しずつ排出していくことで、シミが目立たなくなってきます。
みなさんが望んでいるのは、「真っ白な肌」ではなく、「透明感とツヤのある日本人らしい肌」だと思います。

早く結果を出したい!
この思いから、いきなり高濃度のハイドロキノンを使用するは危険なことだったりします。
5%程度のハイドロキノンでは白い色抜け(白斑)は報告がありません。
ハイドロキノンの配合量の安全なラインは5%程度と考えましょう。
ハイドロキノンの安定性

ハイドロキノンは抗酸化力が強い成分なので、ハイドロキノンが酸化されやすい性質を持っています。
そのため、製剤化するときの安定性は大切なことです。
純ハイドロキノンと安定型ハイドロキノンの2つが存在しています。
短期間で使用するのであれば、純ハイドロキノン・長期間で使用するなら安定型ハイドロキノンと使い分けて使用する方が良いでしょう。
保存は容器に酸化防止の配慮がさあれているものを選ぶ、冷蔵庫保管を徹底するなど安定性への配慮をして使用してください。
面倒くさがりさんは、安定性ハイドロキノンを使用するようにして下さいね。
ハイドロキノンの効果はいつからあらわれる?

ハイドロキノンはメラニン生成工程をブロックする力が強い成分です。
でも、肌にはターンオーバーというシステムがあり、溜まったメラニンを排出し始めるのが約30日かかります。
早い人で1ヵ月くらいから効果を実感することができ、3ヵ月くらいで変化を感じることができます。

けっこうかかるもんなんだね。
シミの漂白剤って言われているから、もっと早く結果がでるのかと思ってた。

肌のターンオーバーも美白の重要な要素です。
溜め込んだメラニンを捨てるのに時間がかかるものなんですよ。
ハイドロキノンは肌の漂白剤と言われていますが、布は1枚構造、肌は真皮・表皮・角層の3段がまえでさらに、細胞が何層にも重なって構成されています。
それを外側から1枚1枚脱ぎ捨てていく作業を行うので、目に見えるようになるまで最低でも30日はかかります。
ハイドロキノンとビタミンCの併用

ハイドロキノンとビタミンCは併用した方がいい?

同時配合を使用する必要はないですが、顔全体には「ビタミンC誘導体」や「m-トラネキサム酸」配合の化粧水をたっぷりと使って、シミが濃く残ってしまっているところにハイドロキノンをスポットで使ってあげると、肌のトラブルも少なく、透明感のある肌を作りやすくなります。


適材適所ってことだね。

単に肌が白くなっても、赤みがあったり、ガサガサの肌はキレイに見えませんからね。
逆に、薄いシミがちょっとあっても、なめらかでツヤのある肌は若く見えるし、総合でキレイに見えるってことです。

肌の総合美容って大事!

ハイドロキノンはシミが気になる人の一点突破の方法と考えて下さい。
まとめ
ハイドロキノンはシミへの効果の高い美白成分ですが、副作用・紫外線・肌への刺激・安定性などの懸念材料も多い成分です。
使うときはそれなりに注意も必要になります。
そのため、シミが気になる人の一点突破の方法と考える方が使い勝手の良い成分です。
まずは、肌の色素沈着を全体的に薄くしていき、さらに目立つところに使用するのに適しています。
自分の肌の状態を把握し、「顔全体を白くしたい」のか「シミにアプローチしたいのか」を見極めて化粧品を上手に使い分けて下さいね。


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