
化粧品って有効成分は同じなのに、どうして価格がちがうの?

有効成分の他に配合されている成分とか、使われている技術が違うからなんですよ。
今回は「モイスチュアマイルドホワイトパーフェクトエッセンス」と「ルシェリリンクルリペアローション」の比較を化粧品会社で働く研究員ハチマルが解説します。

化粧品は技術も大切だよね。
【徹底比較】ナイアシンアミド配合「モイスチュアマイルドホワイトパーフェクトエッセンス」と「ルシェリリンクルリペアローション」

ナイアシンアミド
・モイスチュアマイルドホワイトパーフェクトエッセンス:美白
・ルシェリリンクルリペアローション:シワ改善
ナイアシンアミドは美白にもシワ改善にも作用する成分。
つまり、1成分でWの効果。


【徹底比較】全成分
〈有効成分〉ナイアシンアミド
〈その他〉
精製水、1,3-ブチレングリコール、濃グリセリン、L-アスコルビン酸2-グルコシド、ヒアルロン酸ナトリウム(2)、リン酸L-アスコルビルマグネシウム、ローヤルゼリーエキス、水溶性コラーゲン液(A)、アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体、アクリル酸ナトリウム・アクリロイルジメチルタウリン酸ナトリウム共重合体/イソヘキサデカン/ポリソルベート80、エデト酸二ナトリウム、カルボキシビニルポリマー、スクワラン、テトラ2-エチルヘキサン酸ペンタエリトリット、ポリオキシエチレンメチルグルコシド、メチルポリシロキサン、リン酸一水素ナトリウム、リン酸二水素ナトリウム、水酸化ナトリウム、水素添加大豆リン脂質、フェノキシエタノール、メチルパラベン
青下線:ビタミンC誘導体(美白成分)
黄下線:保湿成分
〈有効成分〉 ナイアシンアミド
〈その他〉:
精製水、1,3-ブチレングリコール、エタノール、ポリオキシエチレングリセリン (26E. O. ) 、濃グリセリン、ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体、L-オキシプロリン、d-δ-トコフェロール、イリス根エキス、ゴマ発芽体エキス溶液、セイタカミロバラン果実抽出液、ダイズエキス、ブリエラスチン、ホホバ油、加水分解コラーゲン末、加水分解シロバナルーピンタンパク、酵母培養上澄液、天然ビタミンE、2-オクチルドデカノール、N-ラウロイル-L-グルタミン酸ジ (フィトステリル・2-オクチルドデシル) 、イソプロパノール、エデト酸二ナトリウム、カルボキシビニルポリマー、キサンタンガム、コレステロール、ジプロピレングリコール、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、メチルポリシロキサン、塩化アルキルトリメチルアンモニウム、水酸化ナトリウム、水素添加大豆リン脂質、フェノキシエタノール、安息香酸ナトリウム、香料
青下線:抗酸化成分(活性酸素除去)
黄下線:保湿成分
赤下線:植物エキス類
赤字:イオン化カプセル技術

ルシェリの方が、保湿成分や植物エキスが多いみたいだけど、これが価格に反映されているの?

違いますよ。
この2つの価格の差は、配合成分からではわかりません。
ルシェリには成分を届ける特殊な技術が使われています。
ルシェリに使われている「イオン化カプセル技術」を徹底解説
ルシェリに使われているイオン化カプセル技術とは、リポソームカプセルをさらにプラスに帯電させることで、成分を効率良く肌の内部に届けることができます。

この「親水基」と「疎水基」が交互に重なりあったミセル構造は、角層を通り抜けるのに最適な構造となっています。
なぜなら、角層の構造は水分と脂質のミルフィーユ構造になっているからなんです。

角層は水分と脂質のミルフィーユ構造で出来ているから、水溶性の成分であるナイアシンアミドは脂質の部分が通り抜けにくいのです。
でも、親水性と疎水性の2重構造なら、水分と脂質のミルフィーユ構造の角層を通り抜けることが簡単にできるようになるんですよ。
さらに「イオン化カプセル技術」はイオンの力も利用しています。
親水基と疎水基のミセル構造にプラスイオンを帯電させることで肌にピタッと密着。

この技術が価格の差に反映されているんです。

じゃあ「モイスチュアマイルドホワイトパーフェクトエッセンス」は効果ないってこと?

そんなことはありませんよ。
より効果を早く高く出したい人は「ルシェリリンクルリペアローション」を、じっくり美白に取り組む人は「モイスチュアマイルドホワイトパーフェクトエッセンス」をという使い分けができますよ。
これは価格の差に反映されている技術の違いなので、この差は仕方がないですね。

コスパの良い化粧品でもっと効果を出したいときのテクニックはないの?

もちろんありますよ。
このサイトで紹介している作用機序の違う美白成分を組み合わせることも有効な手段のひとつです。
さらに今回はもうひとつ、「有効成分を効果的に使う方法」を教えちゃいますよ。

「有効成分を効果的に使う㊙テクニック」
有効成分を効果的に届ける方法は「角層の乱れ」を改善してあげること!
この角層の乱れは、「キメが乱れる」と「凸凹の角層」の2つのパターンがあります。
角層「キメの乱れ」とは

これは肌が乾燥することで、角層の上の部分がはがれてしまっている状態。
こうなると、角層の水分が失われてしまったり、肌が炎症を起こしやすい状態になっています。
こういった角層のキメの乱れは保湿成分で改善できます。


「凸凹の角層」 とは
角層の乱れのもうひとつ、「凸凹の角層」が有効成分の浸透を妨げます。

「凸凹の角層」とは、劣化した角層細胞のこと。
・正常な角層:細胞の中身がなくなり平で薄い層となる
・異常な角層:細胞の中身が残っているので、厚みがあり凸凹した層となる
この異常な角層を排除してあげることが、有効成分を効果的に浸透させる㊙テクニックです。
「凸凹の角層」 対処法
この中身が残っている角層は、有効成分の密着を妨げ、成分の浸透を妨げます。
そのため、「異常な角層」を形成している細胞を取り除いてあげることが有効的な手段です。
凸凹で厚みのある角層ははがれおちにくくなっています。
そのため角層をはがすお手伝いをしてくれるのが、「酵素洗顔&炭酸泡美容」なんです。
酵素洗顔とは
酵素洗顔には角層のタンパク質を溶かす、プロテアーゼという酵素が配合されています。
週2~3回の酵素洗顔で、角層をやさしくはがしてあげましょう。

炭酸泡美容とは
二酸化炭素は毛細血管を広げ、血行を良くしてくれる働きがあります。
血行の良い肌は、透明感のある肌つくりに欠かせない要素であるとととに、有効成分を届きやすくする働きもあります。

ターンオーバーを促す
最後にターンオーバーを促してあげることで、凸凹角層をすみやかにはがしていきましょう。
はがしにくい角層細胞に効果的に働くおすすめ成分は「レチノール」
これは、資生堂で人気の「スポットクリアセラムWT」にも使われている理論なんですよ。

まとめ
同じ有効成分を配合した化粧品の価格は「届ける力の技術力の違い」。
でも、プチプラ化粧品を効果的に使うテクニックもあります。
・角層の凸凹を修繕すること
これは毛穴ケアにもいえることなんですが、凸凹の角層は毛穴を開き、老け肌にみえます。
シワ改善成分でもある「レチノール」の美白作用って、角層の凸凹をターンオーバーを促すことではがしやすくしてくれるところにもあったんです。
プチプラ化粧品はこの技術の点で高い化粧品に劣ってしまうところがあるんですが、効果的に使うテクニックで有効成分を効果的に使ってあげることができますよ。


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