「白潤プレミアム」と「イプサザタイムRアクア」の処方が酷似!?【違いについて徹底解説】

白潤プレミアムとイプサタイムRアクア 美白
モモ
モモ

化粧品って似ているものってあるよね。

 

研究員
研究員

さまざまな化粧品が販売されているので、似ているものもあります。

でも、よく見てみると各社狙いがあるので、それに合わせて処方を組んでいますよ。

グレイシー
グレイシー

みんな、考えて作っているからね。

「白潤プレミアム」と「イプサザタイムRアクア」

化粧品はたくさんの会社から販売されています。

そのため、似ている処方も存在するのは当然であると言えるでしょう。

でも、コンセプトや配合成分の相性などで、少しずつ違っています。

「白潤プレミアム」と「イプサザタイムRアクア」はコンセプトが少し違います。

・白潤プレミアム:美白

・イプサザタイムRアクア:美白&ニキビケア

この2つの違いを徹底解説してきます。

「白潤プレミアム」と「イプサザタイムRアクア」の全成分

白潤プレミアム全成分

有効成分:トラネキサム酸、グリチルリチン酸2K 

その他の成分: 加水分解ヒアルロン酸*(ナノ化ヒアルロン酸)、ヒアルロン酸Na-2*、ビタミンCリン酸Mg(ビタミンC誘導体)、ビタミンE、BG、濃グリセリン、ジグリセリン、ペンチレングリコール、PEG(30)、PEG-8、POE(24)POP(24)グリセリルエーテル、エデト酸塩、ラウリン酸POE(20)ソルビタン、VP・スチレン共重合体エマルション、ピロ亜硫酸Na、カルボキシビニルポリマー、フェノキシエタノール 

イプサタイムRアクア

効成分:トラネキサム酸、グリチルリチン酸ジカリウム

その他の成分:アセチル化ヒアルロン酸ナトリウム、dl-α-トコフェロール2-L-アスコルビン酸リン酸ジエステルカリウム塩、シャクヤクエキス、精製水、ジプロピレングリコール、濃グリセリン、ポリオキシエチレン(14)ポリオキシプロピレン(7)ジメチルエーテル、ポリオキシエチレン(17)ポリオキシプロピレン(4)ジメチルエーテル、ソルビット液、エデト酸二ナトリウム、クエン酸、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンデシルテトラデシルエーテル、2-メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン・メタクリル酸ブチル共重合体液、1,3-ブチレングリコール、クエン酸ナトリウム、ピロ亜硫酸ナトリウム、ノバラエキス、マヨラナエキス、テンチャエキス、フェノキシエタノール

白潤プレミアムの成分を青字イプサタイムRアクアの成分を緑字で表して、分解して解説していきます。

有効成分

「白潤プレミアム」と「イプサザタイムRアクア」の有効成分は同じです。

有効成分

・トラネキサム酸

・グリチルリチン酸2K(グリチルリチン酸ジカリウム)

✔ トラネキサム酸

トラネキサム酸は、メラニンを活性化させるプラスミンという伝達物質を抑える働きがあります。

このプラスミンは、メラニンを作るメラノサイトを刺激し、「メラニンを作れ!」という指示を運ぶメッセンジャ-のようなもの。

刺激されたメラノサイトは活性化し、必要以上にメラニンを作ってしまいます。

また、このプラスミンは、他の細胞も刺激してしまいます。

ですから、プラスミンを抑えるということは、他の細胞の炎症も抑えてくれることになります。

✔ グリチルリチン酸2K(グリチルリチン酸ジカリウム)

グリチルリチン酸2Kとグリチルリチン酸ジカリウムは表記の違いだけで、同じ成分です。

グリチルリチン酸2Kが抑えてくれるのはブラジキニンという伝達物質。

トラネキサム酸より古くから、抗炎症剤として化粧品に広く利用されてきました。

ブラジキニンはメラノサイトに作用するより、細胞全体への炎症を起こすことが知られており、ブラジキニンは頭痛の原因であることも知られています。

その他の成分

活性酸素除去成分

・ビタミンCリン酸Mg(ビタミンC誘導体)・ビタミンE、

・dl-α-トコフェロール2-L-アスコルビン酸リン酸ジエステルカリウム塩

活性酸素とは、紫外線の刺激を受けて肌細胞が産生させる物質。

この活性酸素が、肌の酸化の原因を作り、肌細胞を傷つけてしまいます。

この活性酸素を除去してくれるのが、ビタミンCとビタミンE

ビタミンC+ビタミンEのコンビで配合されていると相乗効果で4倍もの効果を発揮してくれるとのデータもあります。

こちらも両商品ともWで配合されていますから、ビタミンC+ビタミンEの効果を狙ったものだと思います。

保湿成分

・加水分解ヒアルロン酸*(ナノ化ヒアルロン酸)、ヒアルロン酸Na-2

・アセチル化ヒアルロン酸ナトリウム

✔ ヒアルロン酸

ヒアルロン酸の主な働きは、肌表面に水の膜はあり、バリア機能が低くなった肌から水分の蒸散を防ぐこと。

ヒアルロン酸Na‐2:一般的なヒアルロン酸

加水分解ヒアルロン酸(ナノ化ヒアルロン酸)

保水力もありますが、分子量の大きいヒアルロン酸が角層の中に入り込めないのに対して、ナノ化し分子量を小さくしたヒアルロンは、角層にまで浸透することができます。

ヒアルロン酸Naと加水分解ヒアルロン酸の組み合わせで、角層の中と外を水のベールで包むことができます。

アセチル化ヒアルロン酸ナトリウム

アセチルヒアルロン酸Naは、このヒアルロン酸Naの水酸基の一部をアセチル基に置き換えることにより、疎水性と親水性の両方の性質を持たせることで、皮膚への吸着性を約7倍、保水性を約2倍に高めたものです。

そのため、角層を柔らかくする作用もあります。

イプサタイムRアクアは、ニキビケアにも対応するため、肌を柔らかくする作用のあるヒアルロン酸を配合しています。

植物エキス(イプサタイムRアクアに配合)

・シャクヤクエキス

・ノバラエキス

・マヨラナエキス

・テンチャエキス

イプサタイムRアクアには、植物エキスが配合されています。

こういったひと工夫が、その商品のコンセプトや価格に反映されてきます。

有効成分として承認されてはいませんが、毎日継続的に使用する化粧品では、こういった成分の効果が地味に発揮されるのです。

1カ月後の肌に変化を感じることはありませんが、半年後、1年後の肌が変わってくるのは、こういった縁の下の力持ち的な存在になります。

✔ シャクヤクエキス

・チロシナーゼ活性と色素沈着を抑制

・好中球エラスターゼを抑制

・チロシナーゼ活性と色素沈着を抑制

シミのもとメラニンは、メラノサイトの中で、ドーパとチロシンという物質が結合することでメラニンを作り出します。

このとき必要なのがチロシナーゼという酵素。

シャクヤクエキスには、このチロシナーゼを抑えてくれる働きがあります。

もうひとつ注目したいのが、メラノサイトを刺激するする原因の物質として、α-MSH(α-melanocyte-stimulating hormone:メラノサイト刺激ホルモン)と呼ばれるものがあります。

このα-MSHを作る材料となるPOMCという物質を抑えることで、メラノサイトの活性を抑えてくれる働きがあります。

この2つの作用によって、トラネキサム酸のメラニン生成抑制の働きを助けてくれます。

・好中球エラスターゼを抑制

シャクヤクエキスには、シワやたるみに作用する好中球エラスターゼを阻害してくれる働きもあります。

この好中球エラスターゼは、真皮のコラーゲンやエラスチンを破壊してしまう物質。

好中球エラスターゼを抑えてくれる作用は、シワ改善の有効成分である二―ルワンと同じ作用になります。

✔ ノバラエキス

収れん作用と色素沈着を抑えてくれる働きがあります。

✔ マヨラナエキス

マヨナラエキスの働きは、活性酸素を抑えてくれる作用があります。

✔ テンチャエキス

テンチャエキスは、角層を柔らかくしてくれる働きがあります

2つの違い

白潤プレミアムは美白、イプサは肌荒れや大人の肌のニキビにも対応しているので、収れん作用のあるノバラエキスや、角層を柔らかくするヒアルロン酸やテンチャエキスを配合しています

美白だけなら白潤プレミアム、美白&ニキビケアならイプサという使いわけになります。

まとめ

「白潤プレミアム」と「イプサザタイムRアクア」の違いはコンセプトの違いによる配合成分の違いにあります。

シンプルで良い処方ほど、マネされがちな傾向にあります。

でも、使う側になると、それは、良い処方を見分けるひとつの方法になります。

イプサザタイムRアクアで注目してもらいたいのは、「シャクヤクエキス」

好中球エラスターゼを抑制する作用は、医薬部外品として承認を受けた「二―ルワン」と同じ作用なのです。

「二―ルワン」より効果は劣ってしまいますが、こういった成分を配合した化粧品を使い続けることで、年を取ったときの肌に差がでます。

シャクヤクエキスの配合量も多いので、「白潤プレミアム」と「イプサタイムRアクア」の差別化ポイントともいえる成分です。

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