
亜鉛にエイジングケア作用があるの?

皮脂抑制作用があるPCA亜鉛ですが、実はエイジングケア作用があることが、最近の研究でわかってきています。
比較対象はレチノール。
紫外線に弱いレチノールの代替品として「バクチオール」「フィトレチノール」そして、「PCA亜鉛」になるかもしれませんね。
PCA亜鉛のエイジングケア作用の最新研究について、化粧品会社で働く研究員ハチマルが徹底解説!

PCA亜鉛!
The Ordinary ナイアシンアミド10% + 亜鉛1% ハイストレングス ビタミン&ミネラル ブレミッシュ フォーミュラ デュオ
The Ordinary (ジ・オーディナリー) ナイアシンアミド10% + 亜鉛1%は、ナイアシンアミド10%配合のエイジングケア美容液。
ナイアシンアミドは刺激の少ない成分ですが、さすがに10%は高濃度の配合になります。
そのため、刺激を感じたり、肌が赤くなったり、皮がむけたりすることがあるので、肌に合う人と会わない人がいること、また、併用不可の成分があること、日焼け止めなどアフターケアが必要なこと、と使用上の注意が必要な美容液になります。

日本の化粧品会社で働く研究員としては、ナイアシンアミド10%配合のものを推奨するものではありませんが、今回はPCA亜鉛のエイジングケア作用を解説するために、実績ある美容液として紹介しています。
合う、合わないの個人差が大きくでるものなので、使用する際は注意してくださいね。
PCA亜鉛のエイジングケア作用
アクア(水)、ナイアシンアミド、ペンチレングリコール、亜鉛PCA、タマリンドインディカシードガム、カラギーナン、アカシアセネガルガム、キサンタンガム、ココイルプロリン、エトキシジグリコール、フェノキシエタノール、クロルフェネシン
✓ 真皮の分解を抑制
真皮の分解をするMMP-1と物質を抑制することで、肌の下から支えている真皮の分解を抑制してくれます。
これはアスタキサンチンにも見られる、エイジングケア作用です。

✓ コラーゲン合成促進
PCA亜鉛にはコラーゲン合成促進作用があることがわかってきました。
ひとつとしてばビタミンCの細胞への取り込み量を増やしてあげること。
加齢とともにビタミンCの輸送を行うSVCT2が減少してしまい、ビタミンCの取り込み量が少なくなることでコラーゲンの合成が遅くなってしまうことがわかっています。
このSVCT2の発現量を増やしてくれるのが、PCA亜鉛の作用。

ビタミンCはコラーゲン合成に欠かせない成分。
だから、コラーゲンを合成してくれるナイアシンアミドとビタミンCは相性の良い組み合わせ。
でも、いくらビタミンCを補給しても、細胞に取り込まれないと意味がありません。
ビタミンCを輸送してくれるSVCT2の発現量を増やしてくれるPCA亜鉛とナイアシンアミドも組み合わせもとても合理的です。

ナイアシンアミドのシワ改善作用のコラーゲン合成は、「ビタミンC」がキーになりそうだね!
✓ 細胞増殖作用
レチノールには、表皮細胞を増やしてターンオーバーを促す作用があることがわかっています。
実はPCA亜鉛にも表皮細胞の増殖作用があることがわかっています。
その作用はレチノールのより作用が強い、レチノイン酸(トレチノイン)とほぼ同等。
ナイアシンアミドがコラーゲンを合成し下から肌を押し上げ、PCA亜鉛が表皮細胞を増やして古い細胞から新しい細胞へターンオーバーを促していく、最強コンビになりますね。

だから、皮がむけちゃったりするんだね。

毎日のスキンケアというより、スペシャルケアとして使ってあげる方かよさそうです。
The Ordinary ナイアシンアミド10% + 亜鉛1% 使用上の注意
ナイアシンアミド10%配合なので、刺激の強い成分との併用は禁止されています。
特に高濃度ビタミンCとの併用は刺激が強すぎるので、一緒に使うことは避けるようにしてください。
100% Lアスコルビン酸パウダー
(100% L-Ascorbic Acid Powder)
アスコルビン酸8%+アルファアルブチン2%
(Ascorbic Acid 8%+Alpha Arbutin 2%)
エチルアスコルビン酸15%ソリューション
(Ethylated Ascorbic Acid 15% Solution)
ビタミンCサスペンション23%
(VitaminC Suspension 23%)
ビタミンCサスペンション30%
(VitaminC Suspension 30%)
The Ordinaryの商品には、ビタミンC高濃度配合の美容液の取り扱いがあります。
これらの美容液との併用は避けるようにしてください。

日本の化粧品はこれほど高濃度の配合のものはありません。
日本の化粧品は刺激を嫌い、緩和な作用を求められるからです。
ですから、日本の化粧品なら、ナイアシンアミドとビタミンCの併用は可能ですよ。
まとめ
PCA亜鉛は皮脂抑制のために配合されていると思われがちですが、実は真皮の分解を抑制したり、コラーゲン合成を促したり、エイジングケア作用を目的に配合されています。
その作用は「アスタキサンチン」と「レチノール」のいいとこどりした感じ。
しかも、新規成分でもなく使用実績もあり、紫外線で分解される心配もありません。
価格も比較的安価になるので、使いやすいものです。
今後、日本の化粧品にもエイジングケア成分としてPCA亜鉛が配合されるのではないかと期待しています。
ナイアシンアミド+レチノールもエイジングケアには最適なんですが、どうしても刺激が気になりますからね。
日本人には、ナイアシンアミド+PCA亜鉛の方が好まれそうです。
PCA亜鉛のエイジングケア作用の研究は味の素の研究なんですよ。


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