【美肌菌を育てよう】ジェニフィック アドバンスN【肌は弱酸性の仕組み】

ランコム 保湿
モモ
モモ

美肌菌って何?

研究員
研究員

腸内フローラと言われるように、肌にも肌フローラが存在します。

肌は弱酸性と言われますが、この弱酸性にしているのがこの美肌菌たち。

この美肌菌を増やしてあげると、肌トラブルが少なくなりますよ。

この美肌菌と、美肌菌を育てるジェニフィック アドバンストNについて、化粧品会社で働く研究員ハチマルが解説していきます。

グレイシー
グレイシー

腸内細菌といい、美肌菌といい、菌って人の役に立つんだね。

美肌菌とは

美肌菌とは、肌の常在菌のこと。

肌を弱酸性に保って、肌のバリア機能をアップしてくれます。

肌のバリア機能

表皮常在菌の働き

実は肌のバリア機能は2段階構成。

①肌表面(皮脂と表皮常在菌)のバランス

②角層(水分と脂質)のバランス

⓵はセラミドやヘパリン類似物質でみなさんご存知の通りです。

保湿の理論

【保湿効果をアップ!】肌の乾燥を防ぐ方法【セラミドとヘパリン類似物質の違い】
セラミドとヘパリン類似物質は、2つとも保湿成分です。この2つ、どう違うの?どうやって使ったら、効果的に使えるの?といった、「保湿効果をアップさせる使い方」について解説しています。保湿効果をあげるための必要なことは、【ちゃんと閉まる蓋(ふた)】をしてあげること。セラミドにはヒアルロン酸、ヘパリン類似物質にはワセリンの蓋を

②は皮脂と表皮常在菌が混ざり合った皮脂バリア

この皮脂が弱酸性だと肌は弱酸性になるのですが、この状態を保ってくれているのが美肌菌の働きによるものなんです。

肌の弱酸性は、美肌菌が作ってくれます。

表皮常在菌の紹介

・表皮ブドウ球菌(Staphylococcus epidermidis

・アクネ菌( Propionibacterium acnes)

・黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus

✓ 表皮ブドウ球菌(Staphylococcus epidermidis

美肌菌の代表です。

表皮ブドウ球菌は汗(アルカリ性)や皮脂を餌にグリセリンや脂肪酸を作り出します。

この表皮ブドウ球菌が作り出す脂肪酸が、肌を弱酸性に保ってくれて、日和見菌から肌を守ってくれる抗菌ペプチドを作ってくれます。

美肌菌の多い肌は、天然のグリセリンを作ってくれますが、美肌菌の少ない肌はグリセリンの少ない肌になっています。

そのため、疑似皮脂の代わりに化粧品にはグリセリンが配合されていることが多いんです。

✓ アクネ菌( Propionibacterium acnes

アクネ菌は嫌気性菌といわれ、酸素を嫌います。

普段は毛穴の奥底で、皮脂を餌にプロピオン酸や脂肪酸を作り出すことで皮膚表面を弱酸性に保ってくれています。

アクネ菌が増えてしまう原因は、毛穴が塞がれてしまったとき。

毛穴が塞がれない限り、アクネ菌は美肌菌なんですよ。

✓ 黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus

可能したニキビやアトピーなど、肌バリアが壊れてしまったときに増えてしまいます。

存在しているだけでは問題がありませんが、黄色ブドウ球菌は毒素を出すため、肌環境を悪化させてしまいます。

肌がアルカリ性に傾くと増殖して皮膚炎などの原因にもなります。

モモ
モモ

肌は弱酸性と言われるのは、美肌菌だちのおかげなんだね。

研究員
研究員

肌の環境を整えてあげると、美肌菌は勝手に増えていきます。

美肌菌たちのエサは皮脂。

皮脂の出過ぎは肌のテカリの原因になってしまいますが、適量な皮脂は美肌菌を育ててくれます。

そして、その美肌菌たちが肌を弱酸性に保ってくれるんですよ。

ジェニフィック アドバンスN【美肌菌を育て方】

全成分

水、BG、ビフィズス菌培養溶解質変性アルコール、グリセリン、ビスPEG-18メチルエーテルジメチルシラン、PEG/PPG/ポリブチレングリコール-8/5/3グリセリン、ヒドロキシエチルピペラジンエタンスルホン酸、アスコルビルグルコシド、乳酸桿菌、トコフェロール、安息香酸Na、フェノキシエタノール、アデノシン酵母エキス、PEG-8、PPG-3ミリスチル、ポリムニアソンチホリア根汁、マルトデキストリン、サリチロイルフィトスフィンゴシン、ポリアクリロイルジメチルタウリンアンモニウム、リモネン、マンノース、ペンチレングリコール、リナロール、α-グルカンオリゴサッカリド、カプリリルグリコール、カルボマー、メチルグルセス-20、水酸化K、シトロネロール、香料

ランコム「ジェニフィックアドバンスN」理論は、【プロバイオティクス】と【プレバイオティクス】の2段階構成。

プロバイオティクス成分

プロバイオティクス
出典:ランコム

プロバイオティクスとは

「十分量を摂取したときに宿主(ヒト)に有益な作用をもたらす生きた微生物」が定義となりますが、化粧品ではもうちょっと広げて、

「ヒトに有益な作用をもたらす微生物 (殺菌も含む)および微生物代謝物」といったところ。

ビフィズス菌培養溶解質 (微生物代謝物)

酵母エキス (イーストエキス)

乳酸桿菌 (殺菌微生物)

研究員
研究員

ビフィズス菌や乳酸桿菌は腸内細菌用プレバイオティクスになりますが、この方法が肌にも応用できるみたいですね。

腸内と違い、化粧品では生きた菌は使えませんが、腸内細菌にも殺菌微生物が効果があることがわかっています。

殺菌微生物が生きた微生物を刺激しているのではないかと考えられています。

プレバイオティクス成分

プレバイオティクス
出典:ランコム

プレバイオティクスとは

微生物のエサを増やしてあげて、有用微生物を増やていくこと。

現在、重要だと考えられているのは、このプレバイオティクス。

腸内フローラも肌フローラも、個性があります。

その人の個々の合わせたフローラ形成には、特定の微生物を増やしたり、不要な微生物を殺菌するより、良い菌のエサと環境を整えてあげて、微生物たちでバランスを取ってもらうことが最適なのでは?という考えが主流になっています。

マンノース

グルコオリゴ糖

フラクトオリゴ糖

糖類は美肌菌たちの大好物。

美肌菌のエサを増やして、肌の細菌バリアを強化していきます。

サリチロイルフィトスフィンゴシン(セラミド前駆体)も配合で保湿に配慮されています。

ランコム公式サイトへはこちら

その他の美肌菌化粧品はこちらから

【美肌菌を育てる方法】プレバイオティクス成分配合化粧品3選
美肌菌の特徴と性質を活かした、美肌菌を育てる成分配合の化粧品3選。美肌菌を育てるためには、プレバイオティクスの考え方が重要です。美肌菌と言われる表皮ブドウ球菌を増やし、炎症を起こす黄色ブドウ球菌を減らしていきます。そのためには、肌のキメを整える成分や保湿も必要です。成分から3つの化粧品を紹介。

まとめ

ランコム 「ジェニフィックアドバンスN」 は、腸内フローラを形成する理論で美肌菌を増やすメソッドを構築。

【プロバイオティクス】と【プレバイオティクス】の2本立て。

肌荒れしている人や、肌の調子が悪いときには頼りになる一本です。

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