【2021年シワ改善美容液3選】シワのメカニズムとシワ改善成分を徹底解説

エイジングケア エイジングケア(シワ)
モモ
モモ

シワって年を取るとできるものじゃないの?

研究員
研究員

シワは加齢によっても出来ますが、紫外線の影響でも出来るものなんです。

深く刻まれたシワの改善はやっかいです。

シワは浅いうちに対処しておきましょう。

グレイシー
グレイシー

紫外線でシミもシワも出来るんだ。

まずは、紫外線ケアが重要ってことね。

シワとは

シワとは乾燥や表情のクセで表皮に出来る浅いシワと、加齢や紫外線の影響で真皮に出来る深いシワがあります。

浅いシワは保湿や表情筋をきたえることで改善することもありますが、真皮の損傷による深いシワは改善がなかなか難しくなってしまいます。

そのため、シワは浅いうちに対処をした方が良いということになります。

シワができる原因

シワのある人
シワができる原因

加齢による肌の弾力低下

気温や湿度低下による乾燥

紫外線ダメージ

表情のクセ

✔ 加齢による肌の弾力低下

年齢を重ねると伴に、肌のコラーゲンやエラスチンが減少し、肌の弾力が失われて肌がたるんできます。

この肌のたるみがシワの原因となります。

✔ 気温や湿度低下による乾燥

気温や湿度が低下すると、外気が乾燥します。

外気が乾燥すると、肌の水分も奪われて乾燥してしまうことに。

肌が乾燥すると、角層が乱れて荒れ肌になり、肌細胞の隙間から水分が逃げていっていまいます。

乾燥によるシワはちりめんジワとも言われ、細かいシワが出来てしまいます。

✔ 紫外線のダメージ

UVAとUVBの波長

紫外線はシワの原因にもなります。

紫外線に含まれるUVAは真皮まで届く波長。

UVAは真皮のコラーゲンⅠ型の産生量を減少させてしまい、肌の弾力を失わせてしまいます。

そのため、真皮まで刻まれる深いシワの原因となります。

✔ 表情のクセ
肌の乾燥によってシワができると、そこに表情のクセが重なることでシワがよる深く刻まれてしまいます。

シワの種類

浅いシワと深いシワ

🔹浅いシワ(表皮ジワ)🔹

乾燥によるシワや初期の表情ジワなど、表皮まででとどまる浅いシワ

🔶深いシワ(真皮ジワ)🔶

加齢や紫外線によって、真皮のエラスチンやコラーゲンが破壊され、真皮まで刻まれた深いシワ

シワは初期の段階で表皮までのダメージであれば、乾燥を防いだり、顔の筋肉を鍛えたりして改善する可能性が高いのですが、エラスチンやコラーゲンが破壊され、真皮まで達する深いシワはなかなか改善できないのが現状です。

研究員
研究員

シワは浅いうちなら改善しやすいので、浅いシワのうちに適切なケアを始めましょう。

効果的なシワのケア【3つの方法】

シワのケア方法

・紫外線ケア

・乾燥を防ぐ

・シワ改善に有効な化粧品を使う

 紫外線ケア

紫外線を防ぐために、日焼け止めや、長袖対策、日傘やサングラスで防御していきましょう。

✔ 乾燥を防ぐ

加湿器で室内の湿度を保ったり、角層に水分を保持する機能のある、ヘパリン類似物質やセラミド配合の化粧品を使って、肌の乾燥を防ぎましょう。

✔ シワ改善に有効な化粧品を使う

シワが出来てしまったときは、シワ改善効果のある化粧品でケアしていきましょう。

シワができる原因を細胞の機能から解説

シワができる原因【細胞編】

・コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸の減少

・コラーゲンやエラスチンが切断される

・コラーゲンやエラスチンの結合エラー

・MMPやエラスターゼの増加

✔ コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸の減少

加齢によってコラーゲンやエラスチンは減少していきます。

出典:KOSE

それによって肌は弾力を失い、シワやたるみの原因となります。

コラーゲンはコラーゲン繊維という繊維状の構造していて、古くなったコラーゲン繊維は硬くなって弾力を失い、刺激をうけるとパキッと壊れてしまいます。

壊れてしまったコラーゲン繊維が原因で深いシワが刻まれることになります。

✔ コラーゲンやエラスチンが切断される

コラーゲンとエラスチン

コラーゲンはコラーゲン繊維という繊維状の構造していて、古くなったり、紫外線の影響を受けたコラーゲン繊維やエラスチンは硬くなって弾力を失い、刺激をうけるとパキッと壊れてしまいます。

壊れてしまったコラーゲン繊維が原因で深いシワが刻まれることになります。

✔ コラーゲンやエラスチンの結合エラー

特に深いシワに見られることなんですが、コラーゲンやエラスチンが本来の結合分子ではないもので固定されてしまうことがあります。

きちんと固定されていないコラーゲンやエラスチンにはゆるみやはずれている部分が出来てしまい、それが肌を支える真皮のゆがみに繋がります。

ゆがんだ真皮は、ちょっとした刺激や衝撃で崩れ、深いシワの原因になります。

✔ MMPやエラスターゼの増加

紫外線の刺激を受けるとMMP(マトリックスメタロプロテアーゼ)やエラスターゼが増加します。

MMPやエラスターゼは真皮のコラーゲンやエラスチンを分解する酵素で、分解されたコラーゲン繊維やコラーゲンを繋ぎとめるエラスチンが分解されると、ゆるみができシワを作る原因となります。

シワ改善効果のある配合成分を徹底解説【シワ改善美容液も紹介】

シワ改善美容液
シワ改善効果が認められた成分

・ニールワン

・純粋レチノール

・ナイアシンアミド

ニールワン

二―ルワンはポーラの特許成分。

4つのアミノ酸から構成されています。

シワへの作用は、真皮を分解してしまう「好中球エラスターゼ」の阻害により、真皮の構造を破壊するのを防いでくれます。

二―ルワン作用機序
出典:POLA

POLAのHPにわかりやすい映像もあるので、興味のある人は見てみてください。

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純粋レチノール

レチノールとは、栄養素ビタミンA₁として良く知られている成分です。

シワ改善効果は表皮のヒアルロン酸の産生を促すことで、シワのできた部分をふっくらと持ち上げる作用になります。

また、真皮の構造を再構築する作用もあることが確認されています。

出典:資生堂

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レチノールと純粋レチノールの違い

一般的なレチノールは容器の中にある状態でも成分が分解されていきます。

そのため誘導体として安定性を持たせ処方されます。

レチノール誘導体は体内で変化し、レチノールとして働きます。

一方、『純粋レチノール』は特殊な処方と容器を採用し、生のレチノールを安定的に肌へと届けることができます。

化粧品に配合されているヒアルロン酸と純粋レチノールの違い

ヒアルロン酸:保湿成分

皮膚表面に水分を含んだヒアルロンがとどまることで、水のヴェールを作ります。

純粋レチノール:シワ改善成分

表皮でヒアルロン酸を作ってくれます。

肌細胞でヒアルロン酸を作ってくれるのは、純粋レチノールになります。

化粧品に配合されているヒアルロン酸は角層を通り抜けることができません。

この作用の違いがあるため、ヒアルロン酸にシワ改善効果は認められてはいませんが、保湿成分としてのポテンシャルは充分にあります

ナイアシンアミド

真皮のコラーゲンを生成し、土台から肌を支えてくれます。

ナイアシンアミドの働き
出典:KOSE

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まとめ

2021年、化粧品のシワ改善の作用が一気に進んだ感じがします。

これまで、日本人は美白中心で、美白の研究は日本が最も進んでいると言われていたくらい、日本は美白大国でした。

肌老化は紫外線の影響が大きく、シミ・シワの原因になります。

光老化という意識がようやく浸透し、シワ改善の成分の開発が進んだのではないかと考えています。

以前までは、シワの対策といえば「乾燥による小じわ」に言及せざるを得ない化粧品の力でしたが、ようやく「真皮に働きかけるシワ改善成分」の開発が進むようになりました。

真皮に働きかけるには、肌の奥で有効成分が働けるよう処方の技術も進歩したことが伺えます。

でも、いくらシワ改善美容液が「真皮に働きかける」作用があるからといって、シワをほうっておいてはダメですよ。

浅いシワほど、改善できる可能性は高くなりますから、シワは浅いうちに対処しておきましょう。

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